遺産相続(相続税・登記・手続き・調整)相談事例
過去:相続のあった相続人の支援
農家相続における遺産分割の難問解決は... 代襲相続人と出会い 「はじめまして、次男です」と最初に口火を切ったのは、被相続人の次男でした。続いてその次男に促されるように挨拶したのが、今回の相続ドラマの主人公である被相続人の長男の子つまり被相続人から見ると孫のYさんでした。 まだ20台後半の独身の青年です。相続人が孫というとすぐに養子縁組?と想像するのですが、実は被相続人の長男は数年前に他界して...
遺言書の内容では納税ができない事例
広大地(こうだいち)の迷走・・・ 国税庁のデーターによれば平成19年度の被相続人は全国で111万人である。そのうち相続税の課税対象は全国4万7000人で4.2%ほどである。高額な相続税を払った相続人はそのほんの一部の方にすぎないということになる。アパートやマンションオーナーはその高額な相続税を払う相続人の代表者ばかりだ。いわゆる節税や土地活用といった言葉の対象は、この4.2%ほどの地主さんという...
遺言書がなかった事例
自分と血を分けた姉がいたことを父の葬儀ではじめて知った・・・ OLで28歳のAさんのショックは想像以上であったようだ。それは、Aさんの父親が交通事故で亡くなり、葬儀の席で、見知らぬ女性2人が遺族の席に座っていたのである。その女性2人の存在を教えてくれたのは叔母であった。葬式の夜にAさんの母が後妻であることや隣の席にいた女性がAさんの異母姉妹であることを葬儀の夜にはじめて知ったのである。それは、まさ...
現在:今まさに相続が発生した相続人の支援
税理士を紹介してほしい... それはすっかりご無沙汰していたWさんからの電話からはじまりました。「相続になったので、税理士を紹介してほしい」という電話です。電話があったのは葬式も終わり1ヶ月ほど過ぎた頃でした。なんとWさんとはその電話があるまで実は2年ほどご無沙汰していたので恥ずかしながら相続があったことは全く知ることもなかったのです。 Wさんとは久しぶりの再会でしたが、Wさんと出会ったのは数...
未来:将来の相続対策・納税資金プランの支援
ある資産家との運命的な出会い Sさんとの出会いはちょうど1年ほど前、都内のホテルで開催されるセミナー会場でした。当時、私はFPとして定期的に相続セミナーを開催していましたが、そのセミナー当日の講演が終わってからのいわゆる個別相談会でのことでした。 相談のクライアントは40代のインテリ風の方で、席に着くなりいきなり「財産の調査をしてほしいが費用はいくらかかるか」という突然の申し入れでした。恐る恐...